筆者は過保護な毒親育ちの重度HSPであります(‘ω’)
HSPなうえ、家庭環境があまりよろしくないことが影響して、対人恐怖症になってしまいました。
幼少期から成人期は生きづらくて絶望の毎日でしたが、今までなんとか生きてこれました!
いろいろあったけど、それもそれで良くも悪くも人生経験、山あり谷あり・・・乗り越えて今がある、なんともありがちなセリフですが(笑)、本当にそう思えて誇らしくもあります(*´ω`*)
対人恐怖は克服中で、まだまだ治ったとはいえないですが、行動を起こしたことで、ゆっくりだけれどポジティブ思考に舵を切り始めることができるようになってきました。
そこで今回は対人恐怖を治すためにやってみたこと、やっていることを紹介していきます。
対人恐怖症とは
対人恐怖症(Anthropophobia)は、人間に対する不合理な恐怖や不安を指す心理的状態です。これは社交不安障害(social anxiety disorder)や対人恐怖症(social phobia)と関連がありますが、対人恐怖症は特に人間全体への恐怖に焦点を当てています。この恐怖は、他人との接触、対話、親密さや集団状況で特に顕著になります。
参照元:大阪メンタルクリニック 公式ホームページ
他人との接触、対話、親密さや集団状況が極度に苦手というかダメです。
筆者の場合は、1対1の会話とか初対面の人は割と平気に話せますが、親密になれません。
昔から慣れ親しんだ人や、自分に精神的な攻撃(話し方がキツイとかぶっきらぼうに話すなども含め)をしてこないと分かる人、など自分にとって安全だと分かった人だと大丈夫ですが、それでもフランクにあまり話せないことが多いです。
親密って何?って感覚に近いかも・・・(´;ω;`)
交友関係は薬を飲むオブラートを細い紐状にしたくらい細くてペラペラなのであります。
ただ、仕事の話とか、詳しいことの話になるとマシンガントークになることもありから、びっくりされたり引かれます。
仕事においてのコミュニケーションはできるし、愛想よく振る舞うこともしっかりできる、販売接客も得意な方です。
仕事は真面目にこなすし、仕事のことしか話さないから、職場ではロボットみたいだと言われます・・・コレは地味に傷つくんだよな(笑)
ちゃんと血の通った人間だっつの!!!!
雑談してコミュニケーションを取れと怒られたことも何度かあります。
怒られたところで、「フランクに振る舞う」が分からない人にそんな無謀なこと言わないでと何度思ったか(´;ω;`)
カウンセリングを受ける前までは、人の目を見て話すこともできなかったし、自然と笑顔も作れなかったので、そんな自分が嫌でしょうがなかったです。
対人恐怖症の原因
対人恐怖症の原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。
主な要因は以下の通りです
遺伝的要因
遺伝が恐怖症や不安障害の発症に関与していることが研究で示されています。家族に恐怖症や不安障害の患者がいる場合、その家族の他のメンバーが同様の問題を抱えるリスクが高まることがあります。
脳内の神経伝達物質のバランスの乱れ
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質は、感情やストレス応答の調節に関与しています。これらの神経伝達物質のバランスが乱れることが、対人恐怖症の発症に関与していると考えられています。
過去のトラウマ
過去に人間関係に関する悪い経験やトラウマがある場合、その経験が恐怖や不安を引き起こす原因となることがあります。例えば、虐待やいじめ、恥ずかしい出来事などが、対人恐怖症の発症に影響を与える可能性があります。
心理的要因
個人の自尊心、自己評価、自己効力感などの心理的側面が、対人恐怖症の発症に影響を与えることがあります。また、恐怖や不安を認識し、対処する方法に関する個人の考え方や信念も関与している可能性があります。
環境要因
幼少期の育ちの環境や親子関係、周囲の人々との関わり方などが、対人恐怖症の発症に影響を与えることがあります。過保護な親や厳しい家庭環境、周囲の人々からのプレッシャーなどが、恐怖や不安を引き起こす原因となることがあります。
これらの要因が相互に影響し合い、個々の状況や体験によって対人恐怖症が発症することがあります。
(参照元:大阪メンタルクリニック 公式ホームページ)
家庭環境や幼少期の対人環境が良くなかったせいで対人恐怖症になった事実が分かった時は、自分の周りの人を憎みまくっていました(;’∀’)
両親との関係もこじれていたし、縁切りしてやる!とも思っていました。
対人恐怖は自分のせいだと思い込んでいたからこそ、ショックが大きかったのです。
しかし今ではカウンセリングを通して内面のケアをしているので、対人恐怖にはなってしまったけれど、両親の悪いところも良いところも受け入れることが出来てきたから、前のようなこじれは治すことができました。
対人恐怖症と社会不安障害の違い
- 対人恐怖症(Anthropophobia):
対人恐怖症は、人々との交流や接触に対する極度の不安や恐怖を特徴とします。この症状は、人間全般に対する恐怖や不安であり、個別の社会的状況や特定の人物に限定されません。つまり、対人恐怖症の患者は、人間全般を避けたがる傾向があります。
- 社交不安障害(Social Anxiety Disorder, SAD):
社交不安障害は、特定の社会的状況や人間関係において恥をかくことや評価されることを極度に恐れる症状を特徴とします。これには、公衆の前で話すこと、他人との会話、パーティーや集まりへの参加など、さまざまな社会的状況が含まれます。社交不安障害の患者は、特定の状況や行動に対して不安や恐怖を感じることが一般的です。対人恐怖症は、人間全般に対する恐怖や不安が中心であるのに対し、社交不安障害は特定の社会的状況や人間関係における不安や恐怖が中心です。しかし、両者は重なる部分が多く、症状や治療法が類似していることもあります。したがって、個々の症状や状況に応じて、適切な診断と治療が必要です。
参照元:大阪メンタルクリニック 公式ホームページ
筆者は社交不安障害もありましたが、カウンセリングを受けるようになってからは、ほぼ治ったと感じています。
ただ対人恐怖症は根深いようで、まだ治っていません(*´ω`)
社交不安障害はいろいろ様々な種類があるので、気になる人は調べてみてください。
対人恐怖の悩みは周りの人に受け入れてもらえない
そもそも、対人恐怖はその名の通り、対人関係に問題が生じた時に自分を受け入れてくれる(分かってくれる)人がいなかったがため、人が怖くなってしまったという症状です。
家族でも友達でも近所の人でも、習い事の先生とかコミュニティの人・・・とにかく、「辛い気持ちを受け入れてくれる誰か」がいれば対人恐怖症にはなりません。
ということは、自分の周りの人にとにかく辛い、対人恐怖症なんだと言ってみたところで、分かってくれる人はほぼいないということ。
いなかったから対人恐怖になったんですもの。
しかし「対人恐怖の悩みは周りの人に受け入れてもらえない」は、決してそうではないこともあります。
もしかしたら、分かってくれようと努力してくれる人もいるかもしれないし、運命的に現れる可能性もあるかもしれません。
筆者は残念ながら、ちゃんと分かってくれる人はいませんでした。「考えすぎ」で済まされていたり無視されたり・・・考えすぎっていう次元の問題じゃないから悩んでるのに(´;ω;`)
絶望しかなかったのですが、このまま辛い気持ちのまま暗い人生を送りたくなかったし、諦めたくなかったから、とにかく対人恐怖になる原因や対処方法など調べまくりました。
対人恐怖を直すためにやってみたこと
ググりまくる
ググるんかいって感じなのですが、とにかく何も知らない状態なのでネットで調べまくりました。
対人恐怖についての書籍はたくさん出ていて、対人が怖いのは自分だけじゃないし、心療内科の先生など専門家の人が対処法を本にしてくれているんだと、ほんの少しだけ安心したのを覚えています。
心療内科など病院のホームページで解説しているところもありました。
そこで心理カウンセリングがあることや、HSP、アダルトチルドレンなどのことも知ることになります。
対人恐怖症診断なんかは、何度もやりました。
正直、詐欺っぽい怪しいサイトやブログもありましたけれど(;’∀’)アブナイ
専門書を読む
どれを読んでいいのか分からないくらい、対人恐怖に関する書籍はたくさん出ています。
本屋に行って軽く立ち読みしたことがありますが、本の内容が辛くてその場でボロボロ泣いてしまい、最初はきちんと読めませんでした。
書籍を読むことすら難しかったのですが、沢瀬直太朗さんの「アダルトチルドレンから自由へ」という電子書籍は、専門用語なども少なく、寄り添ってくれる包容感がある文章で、とても読みやすく愛読していました。
kindleの書籍なのでkindle unlimitedのメンバーシップに登録していると無料で読めますよ。
スキマ時間で実践できる簡単な自己肯定感を上げるトレーニングもあって、通勤する車の運転中なんかによくやっていました。
私も前向きに生きたい、行動すれば何か変われるんだと勇気を出せたきっかけになった本です。
今思うと、心理カウンセリングに行くきっかけも作ってくれた本だったのかもしれません。
この本だけで治すことは難しいですが、口コミを読んでいるとこの本をきっかけに、辛い気持ちを何とかしようと行動したり、考え方を前向きに変えられた人が多い気がします。
心理カウンセリングを受ける
最終的に落ち着いて現在もやっていることは、「心理カウンセリング」です。
書籍を読んだりセミナーに行ったりなど、自力で勉強して克服した人も多いと思いますが、筆者は無理でした(;´∀`)
特にセミナーやレッスンは受講料が高すぎて続けられないし、中には怪しいものもあるので手を出したらマズイなと。
自分で治すのに限界を感じたので、専門家に聞いてみることにしました。
体験談はこちらの記事をどうぞ↓↓↓
心理カウンセリングは辛い気持ちの原因を探り、癒していくワークをやったり、自分の近状を話したり、ポジティブな考えにシフトしていく方法や知識を教わったりします。
最初は自分の事をたくさん説明しなければいけないので、とても疲れますが、何回か通うと説明はしなくて済むので大丈夫。
近状を話すのは、話したくなければ話さなくていいし、話したければ話せばいい、という感じで筆者が通っているカウンセリングルームは自由な感じかもしれないです。
心理カウンセリングで教えてもらった精神を安定する効果のある「セロトニン」について書いている記事はこちら↓↓↓
まとめ
👇対人恐怖を治すためにやったこと3選👇
- 対人恐怖についてググる(調べる)
- 対人恐怖関連の書籍を読む
- 心理カウンセリングを受ける
まだ完全に治ってはいませんが、本当に辛かった暗黒時代に比べると濃い目のグレーくらいになってきましたw
対人恐怖の完治までは、まだまだ時間がかかりそうですが、気長に頑張っていこうと思います✊✨
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