14年ぶりに大垣へ帰省したら、前より大垣が好きになっていた話

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とっても、とっても、とっても・・・お久しぶりな更新です。

さくらの開花が嬉しくて何枚も撮ってしまいましたが、もう桜は散って、気づいたら新緑の葉っぱが綺麗な時期に移り変わっていました。

みなさんは「離れていたから、分かったこと」ってありませんか?

嫌悪していたものが実は好きだったことに気付いたり、許せなかったことが受け入れられるようになって、何とも思わなくなったり。

逆もしかり。

うまく言えませんが、人って変化していくんだなぁと。

自分の価値観、趣味嗜好、精神面、考え方・・・そして年齢(笑)

冬~春へ。庭に咲いていた枝垂れ桜

名古屋で14年一人暮らしをしていた筆者ですが、今年の元旦にパニック障害と鬱のような状態になり、急遽、実家の大垣に戻ることになりました。

職場をすぐ辞めることは出来なかったので、2ヶ月くらい名古屋のマンションと大垣の実家を行き来する生活をしていました。

大垣に住んで名古屋へ働きに行っている方からすれば、普通なことだと思いますが…筆者はキツかったです。

精神病んでるからなおのことしんどかった…

長時間通勤している人はすごいなー、なんて思いながら通っていました。

どうしてこんな状態になってしまったのかは、後日説明するとして(笑)

大垣ってこんなに良い所だったんだと感じたことを簡単に書いていこうと思います!(注:名古屋も好きな上で筆者の嗜好も入ってます)

目次

大垣ってどこにある?

大垣市は、岐阜県の濃尾平野北西部に位置する。日本列島の一番「ど真ん中」にある都市としている。岐阜県では県庁所在地岐阜市に次いで2番目の人口である。

地下水が豊富で自噴している場所が多くある[1]。 揖斐川、杭瀬川、水門川をはじめとする多くの河川とあいまって、大垣には「水の都」の異名もある。 豊富な地下水は大垣市の上水道の水源であり、地下水を生かした菓子などの食品づくりも盛んに行われている。かつて繊維産業が多かったのも豊富な地下水を生かしてのものであった。

Wikipedia

岐阜県では街な方の大垣。

大垣には城もあり、大垣城は関ケ原の戦いで石田三成ら西軍の主力部隊が入場し根拠地となったとしていたことから、大河ドラマで石田三成を演じた山本耕史さんがテレビ番組で訪れたりしていました。

「水の都」だから水がおいしい

大垣は綺麗な川や小川がたくさんあります

名古屋も美味しい名水と言われてはいますが…

私には名古屋の水は合いませんでした(^_^;)

賃貸に住んでいたからなのもありますが、沸騰させてもカルキ臭くて…大垣の水に慣れるとさらにカルキ臭が際立ってよく分かってしまいました。

昔、大垣にいたころ(名古屋に来る前)は、この大垣の美味しい水があることが当たり前だったので、ここまでの有り難みは、ほとんど感じてなかったんですよね。

水がおいしいって最高!

さらに…お風呂のお湯も気持ちいいんです!

お湯がまろやかで肌触りが良いというか!

毎日のお風呂が楽しみ。

ちなみに、お湯に関しては最近になって気づきました。

大垣は井戸水も豊富で水が汲める場所がたくさんあるんです。

県外からも汲みに来る人もいるくらい。

飲食店の方も、調理に使うと料理が美味しくなるからと汲みに来るらしいです。

大垣市が制作している湧き水マップでは、市が水質検査をして認定された湧き水スポットを紹介しています。

湧き水スポットの数はなんと26か所!

そのうちのひとつ、水都北口オアシスに行ってきました。

大垣駅の北口にある湧き水スポット。

駅にきれいな湧き水があるなんて驚き!

北口のロータリー前にあります。

腰掛けもあるから、すぐそばのコンビニで飲み物を買って飲みながらくつぎました。

良い天気で気候も良く、水のせせらぎまで聞ける・・・まさに癒しスポット!

噴水みたいなオブジェもあって、筆者のお気に入り湧き水スポットです。

水が豊富に湧き出る音は癒しの音(*´ω`)

汲むことができるカップが置いてありました。

水質検査で異常はないといえ、飲んだ後は自己責任とのことです。

動画を撮ってみました、撮影に慣れてなくてブレブレですご注意を(;’∀’)

地元の人達は慣れているのか、湧き水スポットは見向きもしない人がほとんどw

私も昔はそうでしたが(;’∀’)

きれいな湧き水が駅にあるって結構すごいことだと、今は思うんです。

きれいな水が豊富にあるって幸せなこと!

素通りしないでキレイな湧き水のせせらぎに耳を傾けて欲しいなぁ。

そこそこな田舎

大垣の移住、定住サイトのキャッチコピーが面白いので紹介します。

「ほどよく田舎で、意外と都会、そこそこ大垣」

大垣駅の北口連絡通路の天井に提示されています。

「そこそこ大垣」にセンスを感じる!

田舎すぎない、都会すぎない。

そう、大垣をひとことで言うと…そこそこな街、なんですよ。

納得すぎて吹き出してしまいました(笑)

このキャッチコピー好きやなぁ。

昔はなかったよな、大垣にオシャレ面白いモノなんて…

いや、あっても気づいてなかったんでしょう、あの頃は。

いや、あの頃も病んでたから…なんてね。

笑えないな、なんて😅

なんか大垣が変わってきている、と感じた瞬間でもあり、変化に気づけるくらい、自分自身も成長したんだと感じた瞬間でもありました。

実は好きだったの、大垣のことが!(*’ω’*)

そこそこな自然

寒い日の夕焼け。

「ほどよく田舎で、意外と都会、そこそこ大垣」

ということは、自然も程よくあるということ。

名古屋も場所や観光名所によっては自然を感じる場所はたくさんありますが、空が狭いと感じていました。

建物が多いですからね、名古屋は街ですもの。

実家の南側は何も建物がなく、田んぼだけなのでめちゃ見晴らしが良いんです。

だから空も広い、広い!

空を見上げると、空の青色に吸い込まれそうになる感覚がして気持ちいいんです。

町内にある市営グラウンドの庭園の空

子供の頃は、空を嬉しそうにずっと見上げていたら、同級生から、からかわれたっけ。

親からも、何やってるんや!みたいなこと言われたような。

結構、傷ついて、空を見るたび、ぎゅーと胸が苦しかった。

かなり重度のHSPな私は、からかわれたことに傷ついて、それからずっと、空を楽しく鑑賞する気持ちを封印していたのかもしれません。

でも今は、とても気持ち良くて最高!な気分になります、癒やされます。

うん、自分変わってきてるね!(^o^)

田んぼ道を散歩するとすごく気持ちいい。

そして、自宅からは南濃山脈から養老山脈が一望できます。

昔は伊吹山もなんとか自宅から見えましたが、大きめの診療所が出来て見えなくなっていました😢

家から数百メートル歩くだけで見えるから良いんですけど…

そして、山のきれいなこと、きれいなこと。

天気や季節によって毎日違うんです。

夕焼けの山と空なんてキレイすぎて感動します。

雲がかかったり、天気が良い日は、空と山のコントラストがくっきり見えてキレイ!

春は麓がほんのり薄いピンク色、夏は新緑、秋は紅葉でほんのり赤っぽくなり、冬は雪化粧する!

雨や曇りの日は全く見えなくなったり。

山も着替えたり、たまには消えたりするんです(笑)

そして、西美濃地方は、揖斐川、長良川、木曽川が流れていて、自然がたくさんあります。

子供の頃以来に訪れた木曽三川公園の、展望タワーに登った時、揖斐川の大きさに驚きました。

木曽三川公園は大垣ではないんですけど。

海!?って思うくらい大きい川。

そういえば、昔、小学校の授業で輪中の歴史について学んだっけ。

輪中(わじゅう)とは、一般的には堤防で囲まれた構造、あるいはその集落を意味する[1]濃尾平野木曽三川木曽川長良川揖斐川)とその支流域にあたる岐阜県三重県愛知県の県境付近に発展しており[2][1]曲輪または(くるわ)・輪の内(わのうち)など輪中を意味する用語は多数存在する

Wikipedia

河川が多い地域だから、川が頻繁に決壊していたため水害が多く、昔の人々は大変苦労していたそうです。

当時はこんなことがあったんだなー、くらいしか思わなくて感動したのかさえも覚えてなくて。

街に長年住み、大垣から離れていたからこそ、自然の美しさや有難さに気付くことができ、そして、気付きを得られたことに、感動しています。

そこそこ充実な街。

パン屋、カフェ、飲食店、フリーマーケット、施設、病院…

新しい店や施設がいろいろありすぎて驚きました。

この間は、最近オープンした船町ベースに行ってきました。

奥の細道結びの地記念館に隣接されていて、「シン・金蝶堂」というカフェがあります。

シン・金蝶堂は「金蝶堂總本店」を前身とする1862年より続く老舗和菓子店。大垣の代表銘菓「金蝶饅頭」や「水まんじゅう」を販売している他、店内でも出来立てをお召し上がりいただけます。は「金蝶堂總本店」を前身とする1862年より続く老舗和菓子店。大垣の代表銘菓「金蝶饅頭」や「水まんじゅう」を販売している他、店内でも出来立てをお召し上がりいただけます。

船町ベース

ネーミングセンスについてはノーコメントとしますが(笑)、おもしろいかなって思います。

この和菓子屋さんの水まんじゅうは絶品!

一口サイズの陶器に入っていて、大垣の美味しい水で冷やしています。

買うときはテイクアウト用の容器に入れてくれるのですが、今は店内でも食べられるようになっているみたいですね。

おとなりの市町村なんかは、昔と変わらず、ずっとそのままだったりするので、大垣は少し栄えているのかなと感じたのです。

第一日曜日に開催されている「まちなかスクエアガーデン」にも行ってきました。

ちょうど桜が満開ですごくきれいでした(*´ω`)

桜の下にオシャレな出店がたくさん

市役所周辺、大垣城周辺、奥の細道結びの地記念館周辺などである催し物。

歩いていくと桜並木がたくさんあります。

大垣城がとても懐かしくて、幼い頃に大垣城公園で遊んだ記憶が一気に蘇りました。

お城がこんなに綺麗だなんて知らなかった(‘ω’)

出店の手作りシロップかき氷がめちゃくちゃ美味しくて・・・スモモ味また食べたーい!

そこそこ変わらない懐かしさ、でもそこそこ新しいもある

変化しているところは新鮮で、変わっていないところは懐かしい。

一度に二度おいしいლ(´ڡ`ლ)って感覚です。

久しぶりの地元をバランス良く楽しんでいます。

育った街なのに知らないことが多すぎて、大垣ってどんなところか知りたいなーって。

とはいえ、まだまだ行けてないところばかりなので、探索したい。

そこそこ大垣がちょうどいい。

まとめ

一時期は大垣なんてなんにもなくて、田舎でもなく街でもないし、なんてつまらない町なんだと思っていました。

今考えると、結構失礼ですね、良いところを知らなかっただけだった(笑)

離れなければ、大垣の良さに気づくことはなかったでしょう。

離れなければ、家族の大切さに気づくこともなかったでしょう。

14年も離れていたとうことが、感慨深い。

名古屋で一人暮らしを14年やってきたことは、今では自分の自信となっています。

とても単調な言葉ですが、「成長したなぁ」って思います。

地元最高!とはまさにこのことなんだと、実感する毎日です。

最後に。

特に話したこともない、お隣のおばさんが、14年もいなかった私に「こんにちは」と嬉しそうに挨拶してくれたのが嬉しかった。

何より、自分が、ちゃんと明るく「こんにちは!」って笑顔で返せたのが嬉しかった。

明るく挨拶、できなかったんですよ、昔は(笑)

うん、自分変わってきてるね!!(^o^)

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