心理カウンセリングは自分に合ったカウンセラーを見つけることが大事。
カウンセリングは「自分の内面」を知り自分と向き合うことで、自身を癒して認めていきます。
辛いと感じる原因を改善していくのです。
心理カウンセリングを受けるまで
筆者は社会人になってからすぐ、うつ病と引きこもりになりかけていました。
幼少期から成人になるまで、生き辛くて仕方なく、どうしたらいいか分からない日々を長年過ごしていたのです。
その辛さが成人して社会に出てから爆発してしまった。
このままでは本当に危ないと思ったので、生活環境を変えて一人暮らしをしたり、自分なりにうつ病やHSP、対人恐怖症について調べたり、勉強してみたりしました。
努力の甲斐あって、少し変わることができたのですが、「辛い」という気持ちや、閉鎖的になってしまうことは治りませんでした。
調べていくうちに、自分の内面を見つめるとか、自分を癒すとか、インナーチャイルドを癒すという言葉を知ります。
やってみようとしても、なかなかうまくできないし、そもそもどうすればいいのか分かりませんでした。
理屈では分かっていても、うまく実行していくことが難しかったのです。
もうこれは、専門家に聞くしかないと思い、心理カウンセリングを受けることを決意しました。
でも難しそうだし、怪しい感じがすると思いますよね。
カウンセリングと名乗り高い料金を請求したり、悪徳なカウンセラーがいることも事実。
だからこそ、だまされないかとても怖かったし、かなり勇気が入りました。
初めてのカウンセリングは本当に不安で怖かったです。
筆者は抑うつと対人恐怖症を治したくてカウンセリングを探していました。
でも今では、相性の良いカウンセラーさんとご縁があり、1年以上通い続けています。
今のカウンセリングに通い始めてから、自分の内面が良い方向に変わってきました。
抑うつ気味ではあるけれど、うつ病ではないという、微妙な症状なので、病院には通っていません。
だから、一体どこで相談すればいいのか、本当に悩みました。
周りの人や家族に打ち明けてみても、「気にし過ぎ、考えすぎ」と軽く扱われて終了。
自分としては「気にし過ぎ、考えすぎ」という次元の問題じゃなくて、もっと根深い原因があると確信していました。
うつとか対人恐怖症という言葉を出すと、相手もどうしていいか分からないからだと思いますが、距離を置かれたり、分かった素振りだけして離れていったり、高齢の人だと甘えてるだけだ!と叱ってくる人もいました。
「誰も分かってくれない」とても辛かった子供時代・・・それは成人を過ぎても続きましたし、現在こそ認知はされてきましたが、避けられる傾向にあるのでとても傷つきます。
病院に通っていない理由
普通の風邪や頭痛などでも薬を使って治すのはもともと好きではないため(副作用や後遺症が怖いので)病院にはとにかく行きたくなかったのが一番の理由です。
それと、病院に通って治療するほど重い症状でもなかったから。
でも辛くて仕方なく毎日が憂鬱でした。
症状が重くなってしまう前になんとか改善したかったのです。
病院でもカウンセリング療法と薬の処方、両方できるところもあるので、「病院はダメ」とは一概には言えないし、筆者も知らないだけで、良い病院もたくさんあるし、良い先生もいらっしゃると思います。
こればかりは「人それぞれ」ですね。
精神的なことから起こる様々な症状は、すぐには治らないし、即効性のある特効薬はありません。
だから心の内側から変えていくカウンセリングがとても重要になると筆者は思っています。
カウンセリング文化が日本にはない?
外国でカウンセリングは、風邪引いたらとりあえず病院に行こう!くらいの感じでポピュラーな事だそうです。
家族それぞれに違うカウンセラーがついていることもあるそう。
家族以外の第三者の専門的な意見も取り入れることで、トラブルや悩みを解決していくとか。
日本にはない考え方です。
実際にカウンセリングに通い、心の内面から変わってきている確かな実感があります。
カウンセリングを適切に利用すれば、世の中のある程度の精神的な悩みは、かなり改善できるのではないかと思うくらいです。
医療機関でないカウンセリングは費用が高めなので、通うことに躊躇してしまうのも確かです。
筆者も金銭的な事ばかり考えてしまって、しばらくカウンセリングに通う、探すことを辞めてしまったこともありました。
1回で相性の良いカウンセラーに出会える可能性も低いため、カウンセリング探しを諦めてしまいがちなのです。
相性のよいカウンセラーと出会うには、あきらめないで、根気よく探すことが大事です。
現在のカウンセリングに辿り着くまで
最初のカウンセリングはHSPを知ったところから始まりました。
HSPという言葉が世に認知されて間もない頃です。
ググるとすぐ分かるので説明は割愛します。
「HSPの勉強会」に参加
カウンセラーの方含めて5,6名ほどいました。
そこでHSPとは何ぞや?という説明を受けてから、カウンセラーさん司会のもと、HSPで良かったことや苦労したことなど意見交換をしました。
苦労した話をする時、思わず涙しながら話される人もいました。
涙する人を見たり、話しの雰囲気などを察知してしまい(HSPはその場の空気を読んだり感情移入をしやすい)司会者のカウンセラーさん以外泣きだすという事態にw
内容はよく覚えてないのですが、筆者も泣いてましたww
この事態には司会のカウンセラーさんも驚いていました。
この勉強会に参加したことをきっかけに、カウンセリングを受けることを決意します。
感受性が高くて悩んでいる人は「自分だけじゃない」と救われた気持ちになりました。
カウンセリング 1カ所目
HSPの勉強会で司会をしていただいたカウンセラーさんのカウンセリングを受けました。
この方自身もHSPとの事でした。
WEB予約をしていざカウンセリングへ。
とても暑い夏の日でした。
モノトーンを基調とした家具や雑貨が置いてあって、とてもオシャレなカウンセリングルーム。
初めてのカウンセリングだったのでとても緊張していました。
家族構成や幼少期のこと、心の状態など、心の中を冷静に分析してくれます。
話したくない事は話さなくていいし、無理矢理こちらの話を聞き出そうとか、カウンセラーが自分と同調することを強要したりだとか、自分の考えを信じ込ませようとか、そういったことは全くありません。
逆にこのような事を聞いてくる、言ってくるカウンセラーは怪しいので、すぐに辞めた方がいいです。
後に2か所カウンセリングルームをはしごすることになりますが、自分の事を説明し終わると、共通して言われたのが「思いつめることもあったと思うけれど、よく今まで頑張ってきましたね、すごいことですよ」と認めてくれたこと。
これだけでも、カウンセリングに来てよかったと心が少し軽くなりました。
自分の身内にカウンセリングに通っていると打ち明けたことがあるのですが、カウンセリングに通ったこと自体がすごいことだと褒めてくれた人は身内ですら1人だけでした。
それでも、1人いるだけで有難いですm(_ _)m
母はカウンセリングに通っていることに否定はしていませんが「自分が良いと思うんだったらいいんじゃないの?」と冷ややかな目で言ってきます。
何回も通っているので、まだ通わなきゃいけないの?と言われたこともあるので、カウンセリングに行くのは悪い事じゃないのに、気が引けてしまうのがたまにキズです。
母親でさえこの対応。
とても悲しいことだと思います。
母こそカウンセリングに通わなきゃいけない人なのに(笑)・・・笑えないな(;´・ω・)
カウンセリング 2カ所目
前回のカウンセリングで、定期的に通う必要はないから、また通いたいと思ったら来てくださいとのことだったし、カウンセラーとの相性も微妙に違うなと思ったので、1カ所目のカウンセリングルームを再度訪れる事はありませんでした。
「インナーチャイルドを癒す」をやると対人恐怖症を克服できると知り、インナーチャイルド療法という認知療法を施術してくれるカウンセリングルームに行ってみました。
こちらでも1カ所目と同様の自分の事を話すカウンセリングを行いました。
最初は対話のカウンセリングのみで、定期的に通わなくてよいということだったので、半年くらいしてから、気になっていたインナーチャイルド療法込みのカウンセリングコースを施術してもらいました。
このコースを2回やりましたが、イマイチ効果が出ず・・・。
こちらのカウンセラーさんの相性とインナーチャイルド療法が合わなかったようです。
3回か4回通いましたが、なんだかなぁ・・・しっくりこないなぁ・・・と悶々としながら帰って、気持ちが晴れませんでした。
でも、知識として自分の心の分析結果が分かったので、気づきが得れたことは大きな収穫でした。
やっぱり定期的には通わなくていいとのことだったので、これっきり、このカウンセリングルームに通うことは辞めました。
カウンセリング 3カ所目
2か所目のカウンセリングから半年以上経っていたかもしれません。
辛い気持ちがどうしても消えなくてうんざりしていたので、今度はうつ病専門の心理カウンセリングを受ける事を決意しました。
こちらのカウンセリングルームは人数限定30分の無料お試し電話相談がありました。
こちらに相談してみて、良さそうだったら行ってみようと。
前回のカウンセリングがうまくいかなかったこと、辛い気持ちと対人恐怖症を克服したい、そして母との関係がこじれかけていたので相談しました。
電話相談の感触が良かったので、カウンセリングに通ってみることにしました。
数回は半信半疑でしたが、カウンセリングを終えた後の帰り道はいつも晴れ晴れした気持ちになっていました。
この時始めて、このカウンセリングルームに通って良かった!と手ごたえを感じたのです。
この気持ちは今でも変わっていません。
定期的にカウンセリングが必要と診断されました。
今までは自分の気が向いたら通うということだったので、次回の予約などは入れていませんでしたが、現在は予約をして定期的に自分のペースで通っています。
絶対に克服するぞ!(/・ω・)/
カウンセリングを受けたメリットとデメリット
メリット💡
- 人の目を見て話せるようになった
- 自然な笑顔を作れるようになった
- 少し前向きに仕事に取り組めるようになった
- 両親との関係を良くすることができた(でも、まだ課題は山積み:笑)
- 自分の本当の気持ちが少しずつ分かってきた
- 挨拶がしっかりできるようになった
- (特に人間関係において)損得勘定の思考が間違いということに気がついてきた
- 表情が朗らかになった
- (人間関係において)周りに流されていることが多いという事に気が付いた
- 親に自分の本当の気持ちを少しだけ出せるようになった
- 辛い昔の記憶がさほど辛くなくなった
デメリット💦
- 保険がきかないから費用が高い
- 相性の良いカウンセラーを探すのにお金と時間がかかる
- 勇気がいる(最初だけ)
筆者としては、メリットの方が大きいです。
カウンセリングを受けると「心の好転作用」が出てきます。
カウンセリングを受けると、だんだんと気持ちの整理が進み心が軽くなる一方で、自分の本音や過去に向き合うことにより、一時的に心のバランスを崩すことがあります。
「せっかくカウンセリングを受けたのに不安定になった」「数日、気分がすぐれなかった」
確かに、期待をして受けたカウンセリング後にそんなことになれば不安になりますよね。しかしこのような反応は正常な反応なのです。
好転反応という言葉は、整体やマッサージ、針灸で耳にしたことがあるでしょうか。
施術後に血流が良くなった体に、だるさや眠気、翌日に痛みの反応を感じることがあります。これらは悪いものではなく、良い方向に変えた、または変えようとしていることで起こる反応です。心を扱うカウンセリングでも、同じようなことが起こるのですね。
ココロのBansousya
引用でもあるように、最初は気分がすぐれなかったり、本当に効果があるのか不安になったりしますが、しばらく経ってからじわじわ効いてくる感じです。
これも個人差があるので一概には言えませんが、良い反応が出ているということは、カウンセリングが良い傾向に進んでいると考えて良いと思います。
できるようになった、分かるようになったことによって、逆に困惑したり、分からないこともあります。
簡単に言うと「浦島太郎な状態」です。
急に過去や未来へテレポートした感覚というか(アヤシイことを言っているのではありません:笑)
すごく便利な超万能ナイフを手に入れたのに、使い方が全く分からないから使えない感覚と言った方が分かりやすいのかな。
最初は使えないし、使えるようになるにはいつになるかは分からないけれど、ふとした瞬間に「あ、使えた!」と出来るようになるのです。
克服するには焦らず時間をかけるしかないのです。
分かっていても早く良くなりたくて、焦ってしまう毎日なのですが(‘ω’)💦
でも焦ったって、対人恐怖症は急に治るワケじゃないし、未だに対人関係はうまくいかないし・・・ぼちぼちやるしかないんです(*´ω`)エヘヘ
まとめ
実はカウンセリングについて書こうとずっと前から決めていたのですが、振り返ると辛くて書く気分になれなかったんです。
でも、今になって、とても不思議なのですが、思っているよりも辛くなく、スラスラ書けている自分に驚いています。
これもカウンセリングの効果だと思っています。
対人恐怖症がいつ克服できるのかは皆目見当もつきませんが、焦らずにやっていこうと思います。
この記事が誰かの何かに役立てたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m
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